みんなで健康的なレシピを作ろう!!

ビタミンB1について

435722

ビタミンB1は,ビタミンのうち水溶性ビタミンに区分されるビタミンです。ビタミンB群である,「ビタミンB1,ビタミンB2,ナイアシン,ビタミンB6,葉酸,ビタミンB12,ビオチン,パテント酸」の一つにあたります。実際にビタミンB群は12まで番号が振られていましたが,研究の後に同一の物質であることが判明したり,ビタミンB群に属さない物質であることが判明したため,現在,ビタミンB群は8種類となっています。

ビタミンB群の主な役割は「代謝を円滑に進めるための補酵素」としての役割です。この「補酵素」は,「酵素」と結合することで大きな役割を果たすのですが,「酵素」の中には,「補酵素」と結合しないと役割を果たさない,つまり活性化しない「酵素」があります。様々な「補酵素」がある中,ビタミンB群は,エネルギーの産生,つまり,エネルギー代謝に大切な役割を担う栄養素群です。

糖質代謝に必要なビタミンB1

ビタミンB1は糖質代謝に必要な大切な役割を果たす栄養素。糖質代謝は主に①解糖系によるエネルギー生産と②TCA回路のエネルギー生産の2つに別488378れるのですが,ビタミンB1が不足していると,この2つのエネルギー生産の経路が止まってしまうのです。ビタミンB1が不足しこれらのエネルギー生産経路が止まってしまった場合,「嫌気的解糖」という代替手段にてエネルギーを生産するため,その生産過程で乳酸を生み出してしまいます。この乳酸が,血中にたまり,B1が不足していると疲れやすい体になりやすいので注意が必要です。ダイエットをしている場合は,糖質を活発にエネルギーに変えたほうが良いので積極的にビタミンB1を摂取するよう心がけましょう。

また,ビタミンB1は糖質代謝のみならず,神経機能を正常に保つ働きがあります。

ビタミンB1が不足すると

ビタミンB1が不足すると,末梢神経に異常をきたす「脚気」や中枢神経系に異常をきたす「ウェルニッケ脳症」,「コルサコフ症候群」といった症状が現れます。また,アルコールを多く摂取する方は,お酒には糖質が多く含まれるため,ビタミンB1が不足しやすくなります。

ビタミンB1が豊富な食品

471366

「ビタミンB1」を多く含む食品は,「豚肉」,「うなぎ」,「そば」等です。また,穀物類の胚芽や外皮に多く含まれているため,「玄米」,「小麦粉の全粒粉」など精製される前の穀物に多く含まれているのも特徴です。お米の精米時のぬかを原料としているぬか漬けも「ビタミンB1」を多く含んでいます。水溶性ビタミンなので熱に弱いため,なるべく短時間で調理するのが良いでしょう。また,ニンニクやネギ類に含まれる「アリシン」といった物質と摂取すると摂取率が向上します。成人男性の摂取量目安は1日1.4mgなので,毎日,不足することなく摂取するように気をつけましょう。